Lebesgue積分講義ノート

12. Banach空間🔗

本章の目標 ここまでで,Lebesgue積分によって関数を積分し, 収束定理によって極限と積分の交換も扱えるようになった. 次の段階では,関数そのものを「点」とみなし, 関数全体の集まりを1つの空間として考える. その基本概念がノルム空間とBanach空間である.

本章では

  • ノルム空間・Banach空間の定義

  • 有限次元空間 \RR^d の例

  • 連続関数空間 C(X) が sup-norm で Banach 空間になること

  • 測度空間上の L^p(X) の定義

  • Hölder の不等式,Minkowski の不等式,Riesz--Fischer の定理

を証明する.

  1. 12.1. 動機づけ
  2. 12.2. ノルム空間とBanach空間
  3. 12.3. C(X) と sup-norm
  4. 12.4. L^p(X) 空間
  5. 12.5. Hölderの不等式とMinkowskiの不等式
  6. 12.6. Riesz--Fischerの定理
  7. 12.7. 解釈とまとめ