Lebesgue積分講義ノート

3.2. 拡大実数🔗

Lebesgue外測度では,下限や無限和を頻繁に扱う. このとき,値域として拡大実数を設定すると記述が簡潔になって便利である.

Definition3.2.1
uses 0used by 0XL∃∀N

拡大実数. \eRR := \RR \cup \{-\infty,\infty\}

を拡大実数全体と呼ぶ. 特に測度論では

[0,\infty]:=[0,\infty)\cup\{\infty\}

を主に用いる.

Remark. 拡大実数では

\infty-\infty,\qquad 0\cdot\infty,\qquad \frac{\infty}{\infty}

のような式は一般には未定義とする. 測度論では,このような不定形を避けるため, 非負値の和・上限・下限だけを使って議論を進めることが多い.