1. Riemann積分
Riemann積分は,区間[a,b]上の関数f : [a,b] \to \mathbb{R}を積分する方法である.1854年にB. Riemann(Riemann (1826--1866), 教授資格論文「三角級数による関数の表現可能性に関して」1854)が初めて厳密に定式化した.
この方法は,区間[a,b]を細かく分割して,分割した区間の上で関数fの値を評価し,それらの値を足し合わせることで積分を定義する.
伝統的には2つの方法がある.
一つはRiemann和による方法で,もう一つはDarboux(Darboux (1842--1917))の上積分と下積分による方法である.
両者は同値であることが知られている.